STUDY WORK

寮代がタダになる!?大学寮の管理人、RAの仕事とは

投稿日:2018年6月14日 更新日:

HOTDOG TIMES 編集部、ライターの草島叶実です。

アメリカの大学に留学はしたいけど、学費も高いし寮代もかかる…、避けては通れないお金の心配。しかし!大学によっては寮代がタダになるという、ありがたい仕事がある。Resident Assistant, 通称RAだ。

私も現在、そのRAの仕事をしている。そのおかげで、いま私はキャンパスの中にあるアパートに寮代免除で住んでいるのだ…!!バスルームとリビングは共用ですが寝室は一人部屋、そして共用のキッチン&ランドリー付き。

留学生にはありがたいこの仕事、いったいどんなものなのか。私の経験を踏まえて徹底検証しよう。

RA (Resident Assistant)とは

Resident Assistant とは、いわゆる寮の管理人。鍵の管理、壊れた家具や備品の修理依頼提出、生徒を楽しませるイベントの開催などが主な仕事となる。

RAの仕事は、キャンパス内でのアルバイトという扱いになるかと思う。詳しい方はご存知のことと思うが、原則、留学生はキャンパス外で働くことを禁じられている。ばれないように気をつけながら外でバイトをしている人の話もよく聞くが、捕まる時は捕まるという話も聞くので、個人的にはそんな危ない橋を渡ることはおすすめしない。万が一ばれてしまったら、日本への強制送還はまちがいなしだ。

当然、RAはキャンパス内のみでの仕事なので、留学生がやっても全く問題ない。

RAの仕事内容

学校によって多少の違いはあるかもしれないが、ここでは私が今やっているRAの仕事内容を書いておく。

オフィス営業時間 (Office Hour)

寮に住んでいる人たちが質問や相談があるときに気軽に立ち寄れるよう、オフィスにいなければならない時間のこと。私の大学では、月〜木が5-8pm、金が5-9pmとなっている。

この間、Duty Phone と呼ばれる携帯電話を常に持っていなければならない。何か困ったことがあったときにはみんなDuty Phone の番号にかけてくるので、その内容に応じて対処するのも仕事だ。

夜勤シフト(Duty Shift)

Dutyシフトの人は、オフィス営業時間のシフトの人からDuty Phoneを受け取って、仕事がスタート。この電話の対応はオフィスのシフトと同じだ。

週末の夜は遅くまでパーティーがあちこちで開かれるので要注意、ということで、Dutyシフトは日〜木が8pm-12am、金〜土が9pm-2am。この間に3回寮を歩いて巡回し、異常がないか確認しなければならない。

このシフト、運が良ければ3回のパトロール以外は文字どおりヒマ。しかし実際はそうもいかない。

大学外の人が生徒の部屋に一泊したいという場合にはゲストパスを記入し、トイレが壊れて流れないと電話がかかってきたら修理依頼をオンラインで出し、鍵を部屋の中に置いたまま外に出てドアをロックしてしまったと電話が来たらマスターキーで開錠しに行き、部屋からマリファナの匂いがしたら、大学に常駐している警察に電話してレポートを書き、なんだかんだ忙しい。

住居人調査 (Resident Outreaches)

年に2回、自分の担当のフロアの住居人全員が対象の調査を実施するのも仕事。キャンパスライフで困っていることはないか、一人一人から話を聞くか、アンケートを作成して答えてもらわなければならない。

回収した回答は一つ一つ全てオンラインフォームに打ち込み、RAの上司にあたるRC (Resident Coordinator) に知らせる。

部屋の点検 (Room Inspection)

備え付けの施設や家具が壊れていないか、部屋に持ち込み禁止のものがないかを確認する。例えば、キャンドルや線香は防災上の理由で持ち込み禁止になっているし、一部の寮では、年齢にかかわらずアルコールとタバコ類の持ち込みが完全に禁止されている。

イベントの開催 (RA Event)

大学内のコミュニティ活性化のために、みんなを楽しませるイベントも開催する。何十人と集めなければいけないなどのノルマはなく、大規模である必要もないが、私の大学では合計で年に6回ほどやらなければならない。

楽しさもある反面、それなりに準備や宣伝も必要なので、なかなか大変だった。

RAになるメリット

ざっと書き出しただけでも膨大に見える仕事量。これだけのことをやるメリットは何だろうか。

寮代がタダになる!

まず第一は、寮代がタダになること。または割引されるということだ。私の大学は州立大学なのでニューヨークの中では比較的安いはずだが、それでも私が今住んでいるアパートタイプの寮は、今年さらに値上がりし、一学期 $7,087だそうだ。二学期制なので、年間だとこの倍がかかる。これを私は一切払わず、キッチンで自炊をしながらそれなりに快適に暮らせている。

リーダーシップがつく!

RAの仕事は、リーダーシップをとる力が身につくと思う。この仕事は嫌でもたくさんの人と会話しなければならないし、協力しなければならないし、討論しなければならない。当然、英語で。

私もこの仕事を始めたばかりの時は自分の英語力に自信がなく不安でいっぱいだった。しかし寮代のためとなれば、不安だろうがなんだろうがやるしかない。脳をフル回転して英語を使い、仲間に助けてもらい、自分ができることは率先してやり、頑張っていたら最後には慣れる。そして今もクビになることもなくRAを続けている。(むしろ、優秀なRAとして、ついこの間に賞を頂いたくらいだ。笑)

大変ではあったが、RAになることができて本当に良かったと思う。

まとめ

毎年、とても多くの人がRAの仕事に応募してくる。私の年は、23人の枠に対して、たしか60人以上の応募があったと聞いた。

当然、この仕事は人によって向き不向きはある。タイムマネジメント力は絶対に必要だし、やる気はあっても採用されるかどうかはわからない。でも、ただでさえ学費が高いアメリカ留学において、挑戦する価値は十分にあるはずだ。

大学のリズムに慣れてきたころを見計らって、ぜひトライしてみてほしい。

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草島 叶実 (くさじま かなみ)  ニューヨークのPurchase Collegeでダンスを学ぶ大学生。ダンスやアートがもつ、言葉を超えたコミュニケーションの魅力を追求している。即興ダンスや、様々なジャンルのアーティストとのコラボが大好き。将来ニューヨークでプロのダンサーになるため、今できることは何でもするスタンス。

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執筆者:Kanami Kusajima