【新渡米生必見】出願エッセイ(アプリケーション)の書き方の基本

こんにちは。暁舟(あかね)です。二学期制大学へ通っている皆さんはエッセイやミッドターム(中間試験)に追われていると思います。エッセイは書き始めると意外とすんなりいくものなので、ぜひ、『チーズの法則』や『エッセイの基本』を参考に書いてみて下さい。

ところで、アメリカの大学に進学や編入をお考えの皆さん、アプリケーション(出願書類)の準備は着実に進んでいますか?進学の合否を左右するアプリケーションのエッセイは、GPAと同じくとても重要なんです。

今回は前回に続き、皆さんとUC (University of California)のPersonal Insight Questionを参考にしながら、合格するエッセイの書き方を伝授したいと思います。

Personal Insight Question(出願エッセイ)とは?

Personal Insight Questionは願書を出す際に、提出しなければいけないショートエッセイのこと。

フレッシュマン(大学一年生から進学する人)とトランスファー(編入生)の生徒は、エッセイの質問が若干ことなりますが、一つの固定された必須エッセイと、7〜8つの質問から、3〜4つ選択して答える選択エッセイとで構成されていて、最大文字数は350字までと指定されています。

350字は自分をアピールする際のエッセイとしてはかなり短いので、上手に自分の魅力を引き出さなければなりません。また、どの質問を選んでも合否には全く関係ないので、自分を上手くアピールできる質問に正直に答えるのがポイントです。今回は、編入生用の質問を参考にして、どのように書けばいいのか見ていきましょう。

エッセイにはどんなことを書けばいいの?

自分のパッションをアピールしよう

必須質問

“Please describe how you have prepared for your intended major, including your readiness to succeed in your upper-division courses once you enroll at the university.”

『あなたが自分の専攻科目を選んだ理由を教えてください。』

受験生が絶対に答えなきゃいけないのが、”どうしてその専攻を選んだのか?”という必須の質問。

世界でもっとも志望者数が多いと言われているカリフォルニア大学の昨年の志望者数は22万1000人 でした。人気な学部は優秀者のほんの一握りしか入れないので、GPAで4.0はもちろんのこと、エッセイで個性を前面的に押し出さなければいけないのです。

優秀な学生の多くは当然のようにGPAが高いので、このエッセイでは自分がいかに成績がいいかよりも、自分がなぜその専攻を学びたいのかと言うパッションの方を重要視されます。もし、本当にその選考が好きならば、きっとインターンを経験したり、クラブに所属したり、勉強の仕方で工夫していることがあるはず。その部分をこのエッセイで書きましょう。

注意点
自分の専攻の説明をしないこと

私たちのエッセイを読む教授はその専攻の知識は私たちよりはるかにあります。
自分が今その専攻を学ぶためにやっている努力について書くことがマストです。

リーダーシップをアピールしよう

選択質問1

Describe an example of your leadership experience in which you have positively influenced others, helped resolve disputes, or contributed to group efforts over time.

『これまでにリーダーシップをとって他者に影響を与えたり、問題を解決した経験を教えてください。』

UCバークレーの例ですが、選択問題の一問目は、”リーダーシップの体験”について。

アメリカ人が好むリーダーシップについてですがこれは、学校内やクラブ内でのリーダーになってみんなをリードした体験だけではなく、家庭や地域の中でとったリーダーシップについてかいてもオーケー。どのような人と、どのように計画して目標を達成したか、細かく書くことがポイントです。

ただ、編入生は、中学や高校でのクラブ活動ではなく、メインは大学生活で発揮したリーダーシップについて書かなければいけないので注意してください。言語の壁がまずはあるので、リーダーになりたくでも、なれないのが留学生あるある。ネイティブの皆さんはとてもクリエイティブなボランティアや地域活動をしているので、この問題が答えにくい場合は他の質問に移りましょう。

自分のクリエイティブな部分を伝えよう

選択質問2

”Every person has a creative side, and it can be expressed in many ways: problem solving, original and innovative thinking, and artistically, to name a few. Describe how you express your creative side.”

『あなたのクリエイティブな側面について教えてください』

選択問題の2問目は、自分の”クリエイティブ”な部分”について説明する問題。

みんなとは考え方が違ったり、海外で育った経験や、習い事で培った特別な才能がある人は、是非この質問を選択してください。例えば、カリフォルニア大学の場合は、マジョリティー派ではなく、マイナー派の意見も尊重する民主的な学校です。個性は利点なので、経験が豊富な方は有利にエッセイが書けるはずです。ちなみに私の友達は、アジア系アメリカ人で、”アジア的な考えに基づいて、柔軟に物事を考え、年配を敬えることがボランティア活動で役にたった”と書いていました。勉強面だけではなく、生活面での問題解決につながる経験でもいいのです。

自分を過大評価してみよう

選択質問3

”What would you say is your greatest talent or skill? How have you developed and demonstrated that talent over time?  ”

『あなたの特別な才能やスキルはなんですか?どのようにその才能を活かしてきましたか?』

「自分は普通なのに・・・」と思っている皆さんにも是非選んで欲しいのがこの質問。

この能力とスキルは日常生活に起こっている普通の能力でもいいんです!例えば、学校を休まない、小さい子の世話をする、コミュニケーション能力があるなど。自分が周りの人よりもちょっとできることを書いてみましょう。GPAで成績の良さはわかってしまうので、成績がいいことを証明するのではなく、自分という人間の特長やStreet Smart (EQ=心の知能指数)をアピールして書く方がいいです。ちなみに私は、忍耐力があることをメインに書き、どのように留学でその力を発揮したかを書きました。

困難への対処法を説明しよう

選択質問4

”Describe how you have taken advantage of a significant educational opportunity or worked to overcome an educational barrier you have faced.”

『どのような勉強経験があるか?また、どのような方法で、勉強時の困難に立ち向かったか?』

4つ目の選択問題の質問は、自身の勉強に対する向き合い方困難に対する向き合い方について。

成績優秀者のクラスである、Honor Classの経験や、奨学金制度に申し込んでる人には持ってこいのテーマですね。困難への対処法に関しては、語学の面でバリアのある留学生にとって書きやすいテーマでもあります。自分の成績はそこそこでも、トップスクールに通う自分を想像して書いて下さい。例えば、TA や教授に質問するや、同じ問題を繰り返しとく、予習と復習はまめにするなど。書けることは色々あるはずです。

チャレンジ精神は旺盛か

選択質問5

”Describe the most significant challenge you have faced and the steps you have taken to overcome this challenge. How has this challenge affected your academic achievement?”

『あなたにとって一番重要な挑戦はなんでしたか?あなたはそれをどのように克服して、その挑戦はどのようにあなたに変化をおよぼしましたか?』

引き続き、留学生に有利な”チャレンジ精神”の選択問題の質問になっています。この質問の回答は、三部構成で書くことが求められているので順序立てて答えましょう。大学内で直面した困難だけではなく、社会や家庭内での困難への対処法に書いても大丈夫です。

人との触れあい方

選択質問6

 ”What have you done to make your school or your community a better place?  ”

『どのように学校やコミュニティをより良い空間にしたか?』

選択問題6つめの質問は、学校やコミュニティとの関わり方について。私はやっていたチューター(大学内での学習補佐や教授の補佐)の経験を書きました。学内のボランティア経験や、委員会に所属している人はその体験を書くことができます。一つの経験にしぼる理由は無いので、三つ四つ書いて説明することもできます。

その他

選択質問7

”Beyond what has already been shared in your application, what do you believe makes you stand out?”

『その他、自分がアピールできる点は何か?』

質問1〜6まであまり当てはまる意見が無い人向けの質問です。複雑な家庭事情、勉強事情、GPAについての補足がある人はこの質問を選んで自分の思いの丈を書いてみてください。

エッセイで気をつけるべき3つの注意点

各質問への書き方を書いてきましたが、ここからはどこの大学へも共通するアドバイスをしていきたいとおもいます。

エッセイは自己アピールの場

エッセイでは論理を説明するのではなく、”自分が何を成し遂げたか”を書く場所。色々な経験があるほど有利になるので、きちんと計画して大学生活を送ってください。最後の最後でボランティアをしたり、クラブに参加したりすることがないようにしましょう。GPAが他人と同じだったとき、選ばれるか落とされるかはエッセイで決まります。また、実際私の知人でも、GPAが低い子が受かったりしている場合もあります。そういう意味で、エッセイはかなりの勝負どころになります。

誰が見ても違和感がないエッセイを目指す

エッセイは何人かの教授で回し読みされるのが一般的です。政治や宗教に対する強い意見は控えたり、物事に対する強い偏見や、特定のものに対する攻撃的な内容はやめましょう。どのような教授が見ているのかわかりませんので、悪い印象を与えてしまってはよくありません。また、エッセイを提出する前に、友達や家族の何人かに見せて、感想を求めるのもあり。文法チェックや単語チェックはもちろん、皆が気持ちよく読めて、主論とまとめがスムーズになるような構成を目指して下さい。

同じ体験を繰り返し書かない

エッセイではGPAでは分からないプライベートな面をアピールするものになるので、できるだけ多くの自分の事実や体験を書いた方が有利になります。各質問に違う経験を書くことは、多くの応募者の願書の中で目を引くものになるはずです。大学側に自分を売る気持ちで、面白みのあるエッセイを書いて下さい。

おわりに

皆さんいかがでしたか? 自己アピールをなかなかする機会がないにとっては、エッセイはハードルが高いですが、自分自身と見つめ合う良い機会になるはずです。もし、何を書けばいいのか分からない場合は、各大学のアカデミックアドバイザーにフィードバックをもらったり、アドバイスしてもらいましょう。どんな些細なことも、他人にとっては面白い内容になるかもしれないので、まずは自分の経験を整理して、おおまかなアウトラインを作りましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

Akane

何 暁舟(か あかね) 1997年、中国生まれ、千葉県育ちの21歳。身長が高かったので(?)名前でからかわれた事は無かったラッキーな学生生活を18年間、千葉県で過ごす。中高で英語好きの友達と出会ったのと、ハリウッド映画を字幕無しで見たかったのとで、大学はアメリカで学ぶことを決意。ジャーナリストの父の影響でUC Berkeleyでメディア学を勉強中。毎日欠かさないことはスマートニュースでコラムを読むこととブログの拝見。趣味はもちろん映画鑑賞。