【Didi (ディディ)、 NYで再起を果たす】R-NABY率いるNYCDrecordingsのバックアップを元に動き出したシンガーソングライター

新型コロナウイルスの影響で、世の中のあらゆる活動が制限される中、ニューヨークで動き出したシンガーソングライター・Didi。今回は、そんな彼女の音楽の原点から、現在の挑戦に至る経緯まで語ってもらった。

(記事の内容は取材時のものに基づきます)

文/HOTDOG TIMES編集部 草島叶実
写真提供: Didi

音楽の原点

ーーはじめに、音楽を始めたきっかけを教えていただけますか?

Didi: 子供のころ、幼稚園にいたときに、自分も幼稚園の先生になりたいなと子供心に思っていたんですよね。それで、小学校に入学したくらいの時期にピアノを習い始めました。そのあと、小学校3年生の時に友達に誘われたのがきっかけでダンススタジオに通うようになり、ダンサーになりたいというふうに夢が変わったんです。でも、小学校卒業と同時に入ったアクターズスタジオというタレント育成所で歌や演技など様々なレッスンを受けているうちに、やっぱりダンスじゃない表現で人を笑顔にしたいと思うようになって。そこから、シンガーになりたい、という夢が始まりましたね。

ーー音楽ではなく、ダンスをやりたいと思っていた時期もあったのですね。

そうなんです。それで、高校に入学すると同時くらいに、本格的にシンガーソングライターを目指すために、Voice Works Vivoというスクールに入りました。 初めはカバー曲を歌うところからスタートして、レッスンを積み重ねていく中で徐々に、自分のオリジナル曲も書くようになっていきましたね。

学生時代の社会経験

ーーシンガーソングライターを目指すことを決めたあと、どのような日々を過ごしていましたか?

Didi: まず、Voice Works Vivoに入ってみて、音楽制作にどれだけお金がかかるかというのを目の当たりにしたんですよね。そして、そのお金を親に頼るのではのなく、自力で音楽制作をしたいと思ったので、高校卒業直前の時期から居酒屋などで深夜までバイトをしていました。わたし自身まだ学生でしたが、周りの同年代の子たちよりは、やっぱりお金を稼ぐ大変さや、大人の方との関わり方などをたくさん学べたし、社会勉強になってよかったな、と今は思っています。

渡米、ニューヨークへ

ーーいつごろ、どのようなきっかけでNYに来たのでしょうか?

Didi: 音楽活動をする中で、洋楽の曲もカバーするようになったのですが、英語が話せなかったので、オンラインで英会話レッスンを受けるようになったんですよね。その英会話レッスンのアプリを通して、今の主人と出会ったんです。オンライン上で出会った彼に、会話の中で英語を教えてもらっていく中で、だんだんとお互いに惹かれ合って。その後もやりとりをするようになって、最終的に婚約を決めました。それで渡米をしたのが、2019年の1月です。

ーーすごい出会いですね…!ニューヨークに来た直後はどのように感じましたか?

Didi: 何だかすごくやる気がみなぎっていましたね。音楽というのが厳しい世界であるということは承知のうえでの渡米でしたが、やっぱり自分でどんどん動いて、少しでも爪痕を残したいという思いが強くて。オープンマイクに毎週行ってみたり、とにかく何でも吸収してやるぞ、という気持ちでした。

音楽活動の休止、そして再開へ

ーーそんなDidiさんですが、NYに来てまもなく音楽活動を休止されたそうですね。

Didi: そうなんです。結婚を機にニューヨークに来て、すぐに子供を授かることができて。2019年の3月に妊娠していることが分かって、2019年10月に出産しました。その後も育児に専念していたので、ずっと音楽活動は休止をしていたんです。

ーーNYにいらしたのが2019年の1月とのことなので、本当に数ヶ月でものすごい変化があったのですね。

Didi: そうですね。そして、全てのタイミングには意味がある、とわたしは思っています。子供を授かったことで、わたし自身は母親となり、そのことがわたしを一人の人としてすごく成長させてくれた。子供と向き合って、毎日色々なことが起こって、色々なことを知れた、そんな日々でした。

ーーそこから、活動再開を今のタイミングに決めたのはどうしてでしょうか?

好きなものを好きって言えることの大切さであったりとか、続けることの大切さであったりとか、そういうものを子供にも見せてあげられるような母親でいたいって思うんですよね。夢を追い続ける姿を見せたい、って。そんな矢先に、ジャピオンでR-nabyさんのインタビュー記事を見つけたんです。”俺にもできるんだから、お前にもできるぞ” って、すごく熱いメッセージが書かれていて、人に影響を与えられる人なんだなって。そこで、R-nabyさんが代表をつとめるNYCD Recordingsで、ぜひ音楽活動をさせていただきたいと思って、R-nabyさんに勝手にコンタクトを取って、お話聞いてください…!というような感じで、頭を下げに行きました。

新たに始まる活動

ーーそしていよいよ、本格的に音楽活動されていくわけですね。

Didi: そうですね。NYCD Recordings の新しいアーティストメンバーとして、これから活動していく形になります。今年いっぱいは、1-2ヶ月に1曲ずつのペースで曲をリリースして、年末にはそれらの曲をまとめたアルバムを出す予定です。

また、音楽活動の他にも、いいご縁があり、さくらラジオの新番組「おとな幼稚園」のパーソナリティを務めさせていただくことも決まりました。みなさんに癒しの時間を届けられるような、「あ、そうなんだ」というちょっとした驚きや共感をシェアできるようなエンターテインメントにしていきたい。音声メディアだからこそ伝えられることを、シンガーとしての私とはまた別のベクトルで、追求していけたらいいなと思っています。

音楽を通して伝えたいこと

ーーこれからNYの地で、どのようなアーティストになりたいですか?

Didi: わたしはニューヨークが大好きだけど、日本も大好き。おもてなしの心があって、心遣いができるところとか、そういうマインドが好きなんです。とくに自分の生まれ育った北海道には、北海道らしいあたたかさみたいなものがあって、特別だと感じていて。日本とアメリカ、ニューヨークと北海道をつなぐ架け橋のような存在になりたいなと思っています。

自分の音楽を通していちばん伝えたいのは、人々の心に寄り添うようなストーリー。主婦なのに、母親なのに、音楽ってできるの?と思っている人たちってたくさんいると思うけれど、私自身の活動を通してそれができるということを証明したい。何らかの理由で夢を諦めてしまった人の背中を、もう一度後押しして、「自分もできるかもしれない」って思ってもらえるような、そういうアーティストになれたらいいなと思います。

Didi

Didi(ディディ )
北海道札幌市出身。”DEITY(月)のようにあなたに寄り添う音楽を “をモットーに北海道札幌市を中心にライブやイベント、ラジオにて8年活動。2017年10代で自主制作の4曲入りEPをリリース。 2019年結婚を期にニューヨークへ移住。渡米後 地元実力派アーティストが集まるオープンマイクライブを経験。現在1児の母となり更にパワーアップしNYCDrecordingsのバックアップを元に再び動き出した今後注目のシンガーソングライター。

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