【女子必見!】ハリウッド映画『Crazy Rich Asians』のあらすじ、みどころ紹介

こんにちは。暁舟(あかね)です。新学期の準備はみなさん順調ですか?

今回は、アメリカで大流行中の話題の映画 『Crazy Rich Asians』を紹介したいと思います。日本でも『クレイジー・リッチ!』という題で、9月28日に放映予定のこの映画、かなり題名にインパクトがありますよね!

誰がどれほどリッチなのか気になりますが、恋に悩む女子達に是非見て欲しい映画です。それでは、ザックリあらすじと見所を紹介していきます!

あらすじ

舞台はニューヨーク大学。若く優秀な中国系移民の教授、レイチェル(コンスタンス・ウー)は、経済学の教授として敏腕に教鞭をとっていた。また、ボーイフレンドのニック(ヘンリー・ゴールディング)とレイチェルは良い関係。そろそろ結婚を持ち出して来てもいいころに、ニックが親友の結婚式に参加するため、故郷のシンガポールに戻る事に。ニックはレイチェルも結婚式に参加して、自分の家族に会わないかと提案し、レイチェルはアメリカ人の軽いのりでYesと承諾。

しかし、実はニックはシンガポールで、最も有名でリッチな華僑(=海外に移住した中国人)の御曹司だった事が判明!空港で急にファーストクラスの良い待遇をうけたレイチェルは、戸惑いと共に大興奮。なぜなら、それまでニックはそれまでNetflixはレイチェルと共有するし、デザートのケーキもシェアで頼むという超堅実家だったのだ。

シンガポールでニックが家族といる間、レイチェルは大学時代の友達、ゴー(オークワフィナ)の家族の豪邸に泊まることに。ゴーはニックがヤング家という由緒のある大金持ちの跡取り息子だと伝えた。カジュアルな服で来たレイチェルに、ゴーは豪華な服を貸してあげて、ニックの実家のパーティーへ行くためのおめかしをお手伝い。

ニックの実家は庶民暮らしのレイチェルの想像をはるかに超えた、お城並みの豪邸だった。レイチェルの到着に喜んだニックは、彼女を自分の母のエレノア(ミッシェル・ヨー)に紹介することに。しかし、エレノアは冷たくレイチェルを見下したような挨拶をしただけだった。

みどころ1:人種やジェンダー、社会的立場に立ち向かう

人種やジェンダー、社会的立場(Race, Class, Gender)は留学生なら誰でも一度は触れた事があるワードのはず。

映画ではアジア人がヨーロッパやアメリカでどのような待遇を受けているか描かれていますが、以前と比べ、地位は上昇したものの、やはり文化が違うアジアンは敬遠されがち。

また、同じアジア人のなかでもアメリカのシングルマザーの家庭で育ったレイチェルは、ブリティッシュアクセントを流暢に操る、シンガポールの華僑のニックの家族にはソーシャルヒエラルキーが劣ってしまいます。また、性も女性というだけで見下されてしまいがち。

人種はアジアン、クラスは中流階級、性も女性のレイチェルはニックと正反対。そんなレイチェルが頼るのは自分が受けた教育。母親が必死に働いてくれたお金で真面目に勉強し、ニューヨーク大学の教授に若くしてなったレイチェルはチャイニーズアメリカンの誇りかもしれません。

私がグッと来たのは、ニックが自分母親がレイチェルを気に入らないことで悩んでいたときに、レイチェルがニックの母親を呼んで言った言葉。レイチェルがニックの母のエレノアに「あなたとニックの関係を壊したくないから、私はニックのためにシンガポールを去ります。しかし、もし将来ニックが幸せな家庭を築いたら私を思い出して下さい。貧しい私が去ったからあなた達が幸せになることができたんです。」と伝えます。

彼女がこう言ったのはニックを本当に愛していたから。言葉をきちんと選び、自分のことを敵対する人にちゃんと自分のことをキッパリ伝えるのは、アメリカで育ったレイチェルの強さと気品かもしれません。

容姿もバックグラウンドもパッとしないレイチェルが、逆境に負けないで奮闘するところに学ぶ点が沢山あります。

みどころ2:人間関係に注目!

アジア人は家族や友人達の関係が濃いと言われがちですが、この映画では上手く描写されています。

まず、レイチェルと大学時代からのゴーの関係。レイチェルを自分の家族のように迎えてくれるゴーの家族。成金感満載の派手な家族ですが、レイチェルが困っているときは温かく慰め、見守ってあげていました。

異国で出会った人はみんな”一家人”(家族)と言う考え方があり、困ったときにはお互い助け合うのが、華僑の文化。シンガポールからの留学生だったゴーに、アメリカ育ちのレイチェルは大学時代からきっといろいろ助けてあげていたはず。だから、レイチェルがシンガポールで困っているときにゴーは優しく寄り添います。服装も性格も真逆のふたりですが、二人の間には女子特有の強い絆がありました。

レイチェルと自分の母親の関係も素敵。自分の不幸な生い立ちをニックのお祖母さんから聞かされるも、母親を責めないで慰めるレイチェルは、母親の苦労と努力を側で見てきたから。逃げるように台湾からニューヨークにたどり着いたレイチェルのお母さんは、寝る間も惜しんでお金を稼ぎ、レイチェルを一人前に育て上げます。

多くの中国系移民は、異国の地で、努力と根性によって財産を築きあげます。ここも華僑の監督、ジョン・M・チュウが表したかった移民達の性格かもしれません。

また、ジョンの従兄弟とお姉さんにも注目。我々が考えるThe Chineseという雰囲気のお金を気前よく使う、ちょっとおつむが弱い従兄弟達と、格差婚と夫の不正に悩むお姉さんは、もしかしたらシンガポールの富裕層をそのまま描いているのかもしれません。そんな家族も”一家人”(家族)。お互いに受け入れなくてはなりません。

見所3:アッパークラスシンガポール人の暮らしにうっとり

中国系のアジア人が主演の映画ですが、そんな彼らの生活もSNS中心。SNSの投稿で息子に彼女がいることをニックの母エレノアが知ってしまったり、インスタ映えの派手なパーティーを開催するのが大好きな登場人物たち。

シンガポールのマリーナベイサンズやガーデンバイザベイ、船やヘリコプターを貸し切って開くバチェラーパーティーと盛大な結婚式は、アメリカのアッパー層を超えてしまう規模。

行動や言動に下品さが滲むのも、お金で物を言わす華僑の成金主義的な一面。皮肉っているのかもしれませんが、華僑のパワーと自信を感じることができました。

一方で、中国文化にも触れることができるのがこの映画のいいところ。監督、ジョン・M・チュウはカリフォルニア、ベイエリアのレストランオーナーの息子。だから、劇中にキッチンや餃子を包む場面が出てくるのも納得。

また、麻雀や長老者に対する敬意が表されているのもアジアンチックでした。裕福なシンガポール人たちも元はといえば中国人。ちゃんと自分達のルーツを大事にするところは、華僑達の文化の一つかもしれないですね。

おわりに

みなさん、いかがでしたか?

私の周りの中国人の友達も大絶賛するこの映画は、彼らに自身と希望を与えたようです。私が取っている大学の授業でも、SNSの拡大の利点と欠点についてCrazy Rich Asians の例が出てくるほど、アメリカ人にも強い印象が残ったようです。

至上初の、主要な登場人物がアジア人というハリウッド映画。テンポの早さとストーリー展開は正にハリウッド映画ですが、所々に中国語や広東語が混じるのはこの映画ならでは。

”リッチな人に嫁ぐには?”というサブタイトルよりも、”真の素敵な女性のあり方”という小見出しが合うのは、見た目よりも中身の方が大事だと気づかせてくれた映画だから。自分の中に蓄積された知識は必ず自分を高める武器になるはず。

結局良い男を振り向かせて落とすことができるのは、容姿よりも努力、忍耐力、気品、そして知識を兼ね備えた女性だということなのではないのでしょうか?

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Akane

何 暁舟(か あかね) 1997年、中国生まれ、千葉県育ちの21歳。身長が高かったので(?)名前でからかわれた事は無かったラッキーな学生生活を18年間、千葉県で過ごす。中高で英語好きの友達と出会ったのと、ハリウッド映画を字幕無しで見たかったのとで、大学はアメリカで学ぶことを決意。ジャーナリストの父の影響でUC Berkeleyでメディア学を勉強中。毎日欠かさないことはスマートニュースでコラムを読むこととブログの拝見。趣味はもちろん映画鑑賞。

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何 暁舟(か あかね) 1997年、中国生まれ、千葉県育ちの21歳。身長が高かったので(?)名前でからかわれた事は無かったラッキーな学生生活を18年間、千葉県で過ごす。中高で英語好きの友達と出会ったのと、ハリウッド映画を字幕無しで見たかったのとで、大学はアメリカで学ぶことを決意。ジャーナリストの父の影響でUC Berkeleyでメディア学を勉強中。毎日欠かさないことはスマートニュースでコラムを読むこととブログの拝見。趣味はもちろん映画鑑賞。